恋愛における潜在意識の活用

人間は一旦惚れてしまうと、つい好きな人のことばかりを考えてしまい、なぜこんなに考えてしまうのだろうと何も手につかなくなってしまいます。恋愛は実際に相手と逢っている時間も大切ですが、それよりも普段の何気ない日常生活のなかの潜在意識で進行していることが多いのです。

そういった意味で、なかなか会えない時間のなかで、いかにして自分を意識してもらうかということが、恋愛においては大切な要素となります。むしろ、恋愛は逢っていないときにこそ進行するといっても過言ではないでしょう。

また、失恋した際にも、忘れようとすればするほど深みにはまり、せつなさや寂しさ、苦しさから辛い思いをすることになります。何とか忘れようとすることは、逆にいえば、潜在意識の上では忘れられない自分を認めていることになりますので、実際にそのような忘れられない状況から抜け出せなくなってしまうわけです。

自分にとってどうでもよい人であれば、あえて忘れようなどと考えることはまずありません。どうでもよい人であれば、意識をしなくても自然に忘れてしまうものです。

失恋をして忘れられなくなってしまった時、無理に忘れようと頭で前向きに考えるのではなく、潜在意識が抱えている失恋の悲しさや苦しみを感じ尽くすことがより重要になります。潜在意識が悲しんでいるのであれば、その悲しみや苦しみを感じ尽くすことが、失恋から立ち直るための癒しのプロセスにおいて重要な役割を果たすことになります。悲しみや苦しみを感じ尽くした状況になってはじめて、心は前向きになれるものです。

けれども、失恋から立ち直ったあとも、失恋のせつない曲や映画ばかりをみたりすることはできるだけ避けた方がよいでしょう。

失恋するというイメージが潜在意識に刻まれていきますので、現実にもそういった状況が出現してくることになってしまいます。失恋から立ち直ったあとは、ハッピーエンドの曲を聞いてみたり、あるいは明るい映画を見るなどして、意図的に明るいイメージを選択する必要があります。

また、失恋をした場合、本当は「失恋をしたかった自分」がいるパターンもあります。実際にうまくいって付き合うことになると「面倒くさい」とか、「一人でいる時間がなくなる」とか、「嫌われるのではないか」とか、そういった感情が潜在意識の奥底にあると別れという形で現実化してしまうものです。

別れがくると、「なぜ?なぜなの?」と人はあれこれ考えてしまうものですが、実は潜在意識の上では、本当は自分自身がその別れを望んでいたケースが多いものです。

特に、一方的に惚れてしまった場合、相手のことを無意識のうちに上に見ていることになりますので、自分とは釣り合わない人と考えてしまいがちです。この「自分とは釣り合わない」という感情があると、あれこれアプローチしてプレゼントをしてみたり、うっとおしがられることになり、それが別れという形で現実化してしまいます。

なので、まずは自分の潜在意識のなかで釣り合わないという気もちをなくし、しっかりとした自信を持つことが何より大切です。よくモテ期というのがありますが、もし自分がモテていた時期があれば、そのことを思い出してみるとよいでしょう。

もし、自分に自信があれば、一方的にベタ惚れしまうことはありません。その人が去って行っても、自分に合った相手は無数にいると考えることができますので、たまたま縁がなかっただけと考えることができます。

とはいえ、実際に惚れてしまった人から別れを告げられた場合、苦しくせつないものです。そういった場合、失恋で忘れられない人がいるのであれば、瞑想をしてみることをおすすめします。過大に膨張してしまった相手への気持ちがすっきりとして等身大で見ることができ、気がつけば、「なんであんなに好きだったんだろう?」と不思議に思うようになるかもしれません。せつない気持ちは残るものの、毎日をすがすがしく生活することができるでしょう。