潜在意識の苦しみをごまかすことの弊害

失恋してしまった時、あえて意図的にハッピーな映画を見たり、明るい音楽を聞くのもよいですが、自分の潜在意識が苦しみ、悲しんでいる状況では、無理をして明るくふるまおうとしても心のどこかで歪みが生じてしまいます。潜在意識と頭は別物ですので、心のなかの悲しみをうまくごまかしてやり過ごそうとしても、いつまでたっても潜在意識が抱えている苦しみが癒えることはありません。

潜在意識では苦しんでいて癒しを求めている状況なのに、頭だけで意図的に明るくふるまおうとしていたら、悲しみを感じ取る力が次第に失われていくことになります。感情を押し殺すことにより、イライラしてしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったり、あるいは無気力になってしまったりしてしまうわけです。

時が経てば心の痛みも次第に消えてはいきますが、失恋の痛みを正しく癒さないままでやり過ごしてしまった場合、その痛みが恐れとして潜在意識のなかに残されることになるため、次の恋愛に悪影響を与えてしまうことになるのです。

同じような失恋ばかり繰り返している場合、過去にきちんと癒されていない苦しみがあり、潜在意識に深く沈みこんでしまっている可能性があります。

そういった意味で、失恋をした際には無理をして頭だけで前向きに考えることをせず、潜在意識が求めるままに、悲嘆にくれて悲しむというプロセスを経ることが重要になります。悲しみや苦しみの感情を感じ尽くすことで心は癒され、きちんと癒されたあとは自然と前向きに生きられるようになります。

癒されるまでの時間はケースバイケースですが、自分のなかにある苦しみや悲しみを感じれば感じるほど、立ち直るまでの時間ははやくなると考えておけばよいでしょう。